24時間換気システム
「全熱交換換気システムRDKR-KS・RDAS」

全熱交換換気システムRDKR-KS・RDAS

全熱交換換気システム【RDKR-KS・RDAS】

住宅環境先進国スウェーデンでは、40年以上前から住宅換気システムが開発され1976年には換気システムがすでに法制化されています。厳寒の地スウェーデンだからこそ早くから高気密・高断熱住宅が発達しました。「ロータリー型全熱交換換気システムRDKR-KS・RDAS」は、スウェーデンで生まれた換気システムです。長きにわたり培った「信頼性の高い換気システム」と「住宅の長寿命化に対応した堅実な設計」により快適な住環境をご提供します。

特徴①:RDKR-KS・RDASの構造と原理

ロータリー型熱交換のしくみ

RDKR-KS・RDASはローターの回転により排気から給気に熱回収する蓄熱式熱交換器です。

円形ローターの約半分に排気空気が通過する際、排気の熱(温度、湿度)でローター部分が蓄熱・蓄湿されます。
蓄熱、蓄湿されたローター部分が給気側空気通路に入り、給気側空気によってこの蓄熱、蓄湿分が放出されます

RDKR-KS・RDASは全熱交換素子を用いて「給気用」と「排気用」の2つのファンにより室内空気が持つ温度、湿度(両者で全熱)の熱エネルギーを逃がさず室内の空気を換気する装置です。

特徴②:金属製素子による長寿命設計

一般的な熱交換素子

一般的な熱交換素子

熱交換素子の材質は紙系です。使い続けると湿気による「カビ」が発生する恐れがあり、吸湿により強度の低下、素子の変形により空気の通過に支障をきたす恐れがあります。

RDKRの熱交換素子

RDKR-KS・RDASの熱交換素子

金属系素子を使用しているため吸湿の恐れや、吸湿によるカビの発生の恐れがありませんので衛生的。また、金属の熱容量の大きさ故に高い熱交換率を実現しております。

特徴③:中間期には熱交換素子の回転を止め、エネルギーの消費を抑えます。

住宅の内外温度差をセンサーにより感知し、熱交換素子の回転を自動制御する画期的なシステム。 熱交換が必要ない時期は換気機能のみの省エネモードに自動的に切り替わります。

中間期には熱交換素子の回転を止め、エネルギーの消費を抑えます。

特徴④:簡単にメンテナンスできることが重要。

一般的な熱交換換気システムの場合

一般的な熱交換換気システムの場合

本体の設置が天井格納型となります。
天井に登ってメンテナンスする必要があり危険です。

RDKRの場合

RDKR-KS・RDASの場合

壁掛け式です。無理の無い姿勢でメンテナンスが行え特殊な工具を必要とせず女性の方でも安心して作業が可能です。


換気システムの換気性能を保つためには定期的なお手入れが必要不可欠です。
「お手入れのしやすさ」も換気システムを選ぶ重要なポイントとなります。

特徴⑤:風量可変式給排気レジスタを用いて個別調整が可能です。

居室面積、天井高さ、家族人数の違いなど、住宅における換気計画はケースバイケースです。ダクトレス換気システムで居室ごとにファンを設置する方法では、適正換気量を設計することは難しくなります。RDKR-KSおよびRDASは、給気、排気ともに風量調整可能なレジスタを併用することにより、様々な必要換気量に対応することが可能です。

■内部排気レジスタの調整のしくみ

可動部分固定ビスをゆるめ、可動部分を上下させることにより風量調整を行います。

内部排気レジスタ
内部排気レジスタの調整のしくみ

■内部給気レジスタの調整のしくみ

給気レジスタは吹き出し方向を設定することが可能です。

内部給気レジスタ
内部給気レジスタの調整のしくみ

特徴⑥:必要な場所から、必要な分を。

リビングや、寝室には常に新鮮な空気を給気すること。
逆に、トイレやパントリーなどのダーティーゾーンからは常に排気することで、臭いや汚れた空気を滞留させないことが大切です。全館にダクトで自由に給排気ポイントを設置する事が可能ですので、理想的な換気計画を設計する事ができます。

必要な場所から、必要な分を。
必要な場所から、必要な分を。

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